今年のゴールデンウィークのパラオは、JALのチャーター便も飛ばず
ちょっと静かな感じです。
今日は、ココナツシェルについて紹介します。
南の島のシンボルツリー、椰子の木。
ココナツシェルは椰子の木の実の殻を利用して作ります。
まず、外側の繊維質の皮をむきます。
ちょっとした力とコツが必要ですよ。
下の鉄の棒は、その皮むきの道具で、
その下にころがっているものが、外側の皮です。
外側の皮をむくと、中から球状の硬い中身が出てきます。
下の写真では、周りにごろごろころがっているのが、外皮つきの椰子の実。
中央のコロンとしたのが、球状の中身です。
この球状の中身をなたで割って、さらに中のコプラを下の道具で
がりごり削って、お料理に使ったり、加工してココナツミルクやココナツオイルを
作ります。
木になったままの、緑色の若い椰子の実の中にはココナツジュースが
入っています。
下の写真のように、中身をすっかり削り取った椰子の実の殻がココナツシェルです。
これを、タロイモ田の泥の中に2~3ヶ月埋めておくと
黒光りしたつやが出てきます。
これを色々な形に切り取り、さらに研磨してアクセサリーに使います。
なかなかたくさんの手間と時間がかかっているでしょう?
ココナツシェルを使ったアクセサリーは世界中の南の島の定番ですが、
こんな風に作られているんだなぁと知っていただけたら、
嬉しいです。