かつて子供達が小さい頃、パラオ人のママ友と彼女の子供達と
ビーチに遊びに行く度に、私が一生懸命に貝殻を探して集めているのを見て、
よく一緒になって探してくれました。
ある時、彼女は貝が中で生きているままのタカラ貝を見つけてきて
「きれいでしょ?あげるよ。」と差し出してきました。
しかし、中の貝を処分しないといけません。
貝殻コレクターとしてもそれは決してしてはいけない行為。
美しい自然が常に回りにある南の島の人たちにとっては、
貝をひとつ処分して貝殻をコレクションに加えることに何の罪悪感も持っていません。
「土の中に埋めておいてしばらくしたら掘り返したらいいのよ。」
と処分の仕方も教えてくれました。
せっかく外国人の私に、友達として貝をプレゼントしてくれているのに・・・
と非常に心が痛みましたが、彼女とはその後もいい友達付き合いを続けていきたかったので
「ごめんね。生きてる貝はだめなの。かわいそうだから。」とお断りしました。
そこで、せっかくだからともらったらその後も時々生きている貝を
プレゼントしてくれることもあるかもしれません。
そうしたら彼女とのお付き合いも、私の貝殻コレクションも、
わだかまりを持ったものになってしまいます。
その貝を彼女どうするかなと思って見ていたら、
帰りにビーチからぽいっと海へ返していました。
ちょっとほっとしたような心が痛んだような複雑な気持ちでした。
南の島に住んでいると、地元の人たちとの小さなことから大きなことまで
ギャップに直面することがあるんです。
貝殻ブレスレットの紹介の前に長くてスミマセン。
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